実際に私のWPW症候群の診断時に医師より聞いた事実に沿ってご紹介します。結論からいうと、前々から心臓の発作がないのに急に突然死に至る確率は、0.01%程だと言われました。ちなみに、私の夫は健康だったにも関わらず突然死により亡くなりましたが、その確率は0.01%よりも低いとのことでした。
夫を突然死で亡くした未亡人の私が伝えたい、日々の生活の中で気をつけてほしいことはこちらでまとめてますので、一緒にご覧ください。
→最愛の夫を突然死で亡くした未亡人が伝えたい対処法6選
では、このWPW症候群についての突然死の確率、治療の有無、遺伝性についてを1つ1つご紹介します。
スポンサーリンク
目次
WPW症候群の突然死の確率が高い人はどんな症状がある人?兆候はあるの?

WPW症候群は不整脈の一種で数百人に1人という割合の人がなる病気です。
心臓の中に、正常の刺激伝導系以外に心房と心室をつなぐ余分な道、副伝導路というものが生まれつき存在していることが原因となり、頻脈が度々発生することがあります。
ただし、WPW症候群の人の80%は何らの発作もないため、特に医療の対象とはなることはありません。
また、WPW症候群が他の心臓病と掛け合わさり、合併症をもたらすこともまずありません。
その中で、自覚症状として、脈が飛び胸が苦しくなる、心臓に痛みを感じる、失神や呼吸困難など、身体的異変を感じたことがある人は、すぐに専門医療機関に行き、検査をしてもらう必要があります。
ただ、その場合に治療が必要と判断された人であっても、現在では心臓カテーテルを用いた治療で根治させることができます。
程度により、薬物の治療もすることがあり、双方共にリスクを伴うこともありますが、症状を持つからといってすぐに突然死に結びつく訳ではありません。
兆候として、発作=頻脈という事になりますが、発作時に自分で自覚出来るかどうかが肝心です。
少しでも異変に気付いた際には、脈を測ることがとても大切です。普段の脈拍よりも多かったり、脈が飛んでいる等の判断ができる為にも、日頃自分がどれくらいの脈拍なのか図る習慣を付けましょう。
自分で脈拍を図る方法 WPW症候群の方がいち早く不整脈の発作に気づく為に

不整脈は大きく分けると、①脈が早くなる・増えるものと、②脈が遅くなる・減るもの、③症状が出ないものに分かれます。
WPW症候群は脈が早くなる症状であり、一般的なものは動悸や息苦しさがあらわれると言われています。
ただし、この動悸が不整脈による発作かどうか判断できない場合も多くあり、自分で脈拍を確認し判断することで、いち早くその後の対応につながるのです。
自分で脈拍をはかる方法
片方の手から手首を中心に流れる動脈に沿って、手首の親指側に指をあてて測りるのか基本になります。脈拍がなかなかみつからない場合は、少しずつ位置をずらしてみましょう。
手首で測りにくい場合は、こめかみや頚動脈に人さし指と中指をそろえて軽く当てて測る方法もあります。
通常は、15秒間の脈拍を数え、4倍することで、1分間の脈拍をはかります。脈拍が「60回~100回/分」という正常値に収まらない異常値を示している際は、異変が起きている証拠になります。
片方の手から手首を中心に流れる動脈に沿って、手首の親指側に指をあてて測りるのか基本になります。脈拍がなかなかみつからない場合は、少しずつ位置をずらしてみましょう。
手首で測りにくい場合は、こめかみや頚動脈に人さし指と中指をそろえて軽く当てて測る方法もあります。
通常は、15秒間の脈拍を数え、4倍することで、1分間の脈拍をはかります。脈拍が「60回~100回/分」という正常値に収まらない異常値を示している際は、異変が起きている証拠になります。
ちなみに、不整脈の発作時に脈が遅くなるものはめまい、ふらつき、倦怠感、失神などの症状の原因になると言われています。それ以外でも、胸痛や胸部圧迫感といった感じ方をする人もいます。
何かしらの異変を感じた際には注意するようにしましょう。
スポンサーリンク
WPW症候群と遺伝の関わり 子供に不整脈が遺伝するのが心配なあなたへ

私は小学生の頃、身体検査でWPW症候群だと発覚しました。その後不定期ですが担当の医師と話し、今のところ特に発作による動悸などがないということから、経過観察でと告げられました。
当初私がその担当の医師から言われてたことは、WPW症候群は、遺伝の可能性はほとんどない、ということでした。ただし、100%ではない、という話で、実際のところがどうなのかは未だハッキリとされていない、というのが今の現実だと言われました。
実際に、ある事例で、同一家系内に高い頻度でブルガダ症候群がみられ、家族内での遺伝による発生が考えられるケースもあるようです。
結果として、遺伝性の可能性はゼロとは言えないが、可能性としては高くない、ということでした。
私自身WPW症候群で、その遺伝について心配してしまいがちですが、その可能性に怯えるくらいなら、毎日の生活習慣からの心臓病を発生させる可能性の方が注意すべきだと言われています。
不整脈は、日常生活の影響を大きく受ける為、不摂生な生活を送っていると自律神経のバランスが乱れやすく、不整脈につながりやすくなります。
具体的な不整脈の原因となること生活習慣とは?WPW症候群の人が特に気をつけたいのはこんな行動

健康な人はもちろん、もともと不整脈を持っている方は特に毎日の生活の行動1つ1つに注意しましょう。
●疲労
●睡眠不足
●喫煙
●ストレス
●暴飲暴食
●脂肪分やコレステロールの多い食事
●カフェインの多量摂取
●睡眠不足
●喫煙
●ストレス
●暴飲暴食
●脂肪分やコレステロールの多い食事
●カフェインの多量摂取
不整脈は、心臓自体に異常があって起こる場合のほか、下記のような不規則な生活習慣により起こることがあります。
特にストレスは、心臓病の大敵と言われており、血圧上昇や心拍数増加を招き、動脈硬化を促進させることがあります。
WPW症候群に過度に怯えることなく毎日を思い切り楽しむこと=心の健康

現在経過観察中の方の中で、毎日不安がってしまったり、ストレスを感じてしまう方もいるかと思いますが、そういったものは身体に悪い影響をもたらす要因となりえます。
病気に慎重になり予防することはもちろん大切ですが、過度に心配したり恐怖感を持つことはありません。
もう少しだけ肩の力を抜いて、周りにある小さな幸せを見つけながら毎日の生活を大切にいきましょう。
私は今、日々生きている現実がこれほど尊いものだったことを改めて感じています。
悩んでくよくよするよりも、小さな幸せをかみしめて生きたいのです。
それは夫の突然死により、自分が生きてきた世界の見え方がまるっきり変わったからなのだと思います。
どうせもう少しこの世界で生きるのならば、私と一緒に、自分自身が楽しいと思えること、幸せだと思えることをしましょう。
小さな幸せは、探せばたくさんそこら中にあるはずです。