秋の夜長の意味は?対義語は春の日長?夜長の候と関係あるの?

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秋の夜長の意味とその対義語は何になるのか調べてみました。

日本語は難しい言語とよく聞きますが、1つ1つの漢字には、様々な意味や由来があります。何気なく気になった言葉でも、調べてみると案外深い意味が込められていることもあり、とても面白いですよね。

それでは、今回は”秋の夜長”という言葉を、1つ1つ掘り下げて調べてみましたので、ご紹介します。

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秋の夜長の意味とは?


1年を通して夜を感じる時間が長い時期を指しています。具体的にいうと、9月にある立秋(8月7日)から12月にある冬至(12月21日)まで、になります。

ちなみに、立秋とは、秋を初めて感じる頃合いのことで、夏至と秋分の中間にあたります。昼夜の長短を基準に季節分けをすると、立秋から立冬(11月7日or8日) の前日までが秋となります。
2016年の立秋は8月7日でした。※

冬至とは、一年で最も夜が長い日のことで、2016年の冬至は12月21日です。※

※厳密な日にちに関しては、その年にうるう年があるかどうかで変わります。

秋の夜長の対義語は何になるの?


対義語は”春の日長”となります。
《春になり、昼が長く感じられること。またその時節のこと》

季語としての夜長に対し、反対を表すのが”日長”という季語になります。

また、秋の夜長、春の日長 のように、夏冬にも同じく季語があります。
夏は短夜(みじかよ)、冬は日短か(ひみじか)といいます。

夏と冬は色々な行事イベントも多く、あっという間に過ぎ去ってしまう印象があります。特に夏はすぐに明るくなって夜が明けてしまうという意味での「短夜」。

春と秋は、穏やかで気候的にも過ごしやすく、のんびり静かに過ごせる季節、ということで秋の夜長、春の日長、と作られたのでしょう。”長い”という漢字には、どこかのんびりとしたゆったりした印象を持ちますよね。

要するに、秋の夜長とは、あっという間に夏が終わり、涼しくなると同時に静かな夜が長くなった、という四季の移り変わりを表しているのだと思います。

秋の季語ってほかにどんなのがあるの?


ここでは、『夜長』以外の秋の季語を何種類か例に出してご紹介します。

・『秋の声』
風雨の声や草木のそよぎ、スズムシやコオロギの鳴く声の音、気配が敏感に感じられる様子

・『秋の空』
高く澄み渡った秋の青空、遠くの山も近く鮮明に見える

・『秋色 しゅうしょく』
秋の気配、景色

・『流星 りゅうせい』
秋は大気が澄んでいるため一番多く見られる

・『良夜 りょうや』
月の明るい日のこと、十五夜を指す

これらのほかにも季語として設定されているものは多数あり、上記でご紹介したものはほんの一部となります。

ちなみに、同じような意味を持つ言葉として、”長夜”という言葉がありました。

長夜
《ちょうや:夜の時間の長い日のこと。秋または冬を意味する。》
《ながよ:日が昇るまでに時間がかかる長い夜のこと。特に、秋の夜についていう》


時候の挨拶 『夜長の候』はすぐにでも使えます!意味は秋の夜長と同じです!

季節の挨拶を含んだ手紙やビジネス文書などに欠かせないのが時候の挨拶。
少しかたっ苦しい印象を持ちやすく、面倒だと感じる人は多いかもしれませんが、上記の秋の夜長の意味でご紹介した通り、夜長の候は同じ意味を持つため、すぐにでも使えるはずです!

読み方としては、『よながのこう』となります。
候(こう)の意味として、~の季節を迎えましたが・・という時節を表現します。

つまり、『夜長の候』の意味は、日没が早まり、夜が急に長く感じられる秋の季節を迎えましたが・・ということになります。

ぜひこれからの時期にビジネス文書や、丁寧なお手紙を書く際には実際に使って見ましょう。この時候の挨拶は、立冬までの間の期間として、秋を感じられる10月いっぱいまでは活躍してくれそうですね。
今年もぜひ実りの秋にしましょう!

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