死別者が再婚を考える際に陥りやすいトラウマは◯◯だった

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実際に未亡人となった私は最近周りから再婚を促されることが多くなりました。そんな周りからの助言をきっかけに死別者の再婚の考え方に興味が沸いた為、再婚をする人の割合やその時期について調べてみました。またその際に、夫もしくは妻と死別をした人が、再婚を考える際に陥りやすいトラウマがあることがわかった為、一緒にご紹介したいと思います。

こんにちは。
よなままです。
(→yonamama_blog)

最近死んだ夫の親族の方に「再婚してもいいんだよ。」と言われ、とても驚きました。
この一言には、子供と私の幸せを願う優しい気持ちを感じました。
しかし、そんな私でも夫を亡くしまだ1年とちょっとしか経っていません。
まだまだ再婚をするつもりはなく、前向きに考えること自体、とても強い背徳感や罪悪感を感じています。

しかし、子供のことを考えると、この先兄弟もいなく一人っ子のままよりかは、新しいお父さんが出来て、弟か妹が出来た方がより楽しくなるだろうとも思ってしまいます。

母親である私は近々フルタイムでの勤務を予定している為、尚更一人っ子のままだと随分心細い思いをさせてしまうのではないかなとも思うのです。

死別者が再婚をするということは、そんな私のような様々な葛藤があり、中でもやはり亡き伴侶への罪悪感を強く感じてしまう為、簡単に前向きに考えられるものではないのだと改めて感じています。



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夫や妻と死別をした人が再婚をする割合とは?



妻もしくは夫との死別の場合、再婚率は低く、10%を切っていると言われています。

一般的な離別と違い、自分の意思で伴侶と別れた訳ではないことから相手への想いを断ち切ることが出来ず、その後の再婚に踏み切ることが出来ないとされています。
また、亡くなった伴侶を想う度、その人の良いところや楽しかった思い出ばかりを思い出してしまい、相手に対する決別ができないことも一つの原因となるといわれています。



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妻と死別した男性の再婚の割合について



ある中高年を対象とした結婚・再婚相談所の情報によると、奥さんを亡くした男性が死別経験を乗り越え、新たな再婚を考え始めるまでに要する時間は意外と早いということがわかっているそうです。

例えば非常に落胆しふさびこんでいる男性の場合だと、新しいお相手を探し始める期間とは平均して2~3年とされますが、なかには一周忌を待たずに入会される方も見受けられるそう。

再婚を考え始めるきっかけとしては様々ですが、やはり残りの人生に一緒に寄り添ってくれるパートナーを求めたいと思う方が多くいるそうです。


またある別の結婚相談所の例によると、同じく妻と死別した男性が再婚を考え始める期間は「2~3年」だという答えが返ってきたそうです。

この数値は、私の予想以上に死別から早い数字だなと感じましたが、死別者の中の数少ない割合の方が結婚相談所にいかれているようにも思いますので、この2~3年という数値自体は再婚に前向きに考えられる人のみの平均値なのだと思います。

死別経験をした後、その後もお独りで人生を過ごす方が大半なのかもしれません。



死別した後に再婚した人の平均的な期間ってあるの?



調べてみたところ死別から再婚に至る期間は人それぞれのようなので、一概にこれくらいの期間だといえるものではなく、実際の例をみてもかなりばらつきがあるようです。
それでも、死別後の再婚には様々な問題がありますので、ほとんどの方が急ぎ再婚したという例は少ないようです。

新たなパートナーと慎重に住居や遺族年金などの様々な事柄を確認し、時間をかけて再婚に至るという道のりが死別婚にはあるように感じます。

しかし、一般的な配偶者の喪中期間は、約1年と言われており、その為の一つの区切りとして一周忌が存在している為、最低限の期間としては早くても1年と考えるのが妥当なように思います。

ちなみに、再婚禁止期間というものが存在しており、以前は6ヶ月でしたが、平成28年6月1日民法改正により、100日間に短縮されたそうです。

しかし、死別時に女性が妊娠していなければ、前婚の夫との子どもが生まれる可能性はありませんので再婚禁止期間は置かれません。
また、死別後に子どもを出産したのであれば、以前の夫の子どもを産む可能性はない為、同じく再婚禁止期間は適用されません。

このように、法的な制限で、男性ならすぐ、女性であれば死別後3ヶ月もすれば再婚するこは可能と決められているのです。



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そもそもトラウマとは?



そもそもトラウマとは、心的外傷(しんてきがいしょう 英語: psychological trauma)と言い換えられ、意味としては『外的内的要因による衝撃的な肉体的、精神的な衝撃を受けた事で、長い間それにとらわれてしまう状態』とされています。

トラウマを経験したのち、『持続的に著しい苦痛を伴うような心的外傷が突如として記憶によみがえり、フラッシュバックするなどの症状がでる障害』という意味の急性ストレス障害に陥るケースもあり、1か月以上症状が続く際には心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されます。

ちなみに、心的外傷となるような体験を、外傷体験(英:traumatic experience)ともいい、一般的にはある限定された時間内に起こった外的状況のことを指します。

具体例としては、特に程度の激しい脅威や不快を伴う出来事で構成される為、トラウマになるような出来事の多くは公衆の場で起こるような自殺を目撃すること、テロリストによる爆弾攻撃に巻き込まれる、大規模な洪水や津波の被害に遭うといったようなプライベートな場面で生じることがあります。

しかし、親しい人の死として、たいてい親、パートナー、子どもの喪失をきっかけに、トラウマとなるような悲嘆反応を生じることがわかっており、PTSDに似た症状がでることもわかっております。



死別者の人が再婚を考える際に陥りやすいトラウマとは?



死別者の人が再婚を考える際に陥りやすいトラウマとして、同じように伴侶を亡くしてしまう喪失感を想像し、悲観的かつ否定的に考えてしまうことがあげられます。

それは、愛するパートナーを失くしてしまう恐怖を一度強く感じてしまったことで、伴侶を亡くしてしまった時の衝撃や絶望感がよみがえり、私生活の中でより臆病になり、不安感からヒステリー気味になってしまう等、性格が一変してしまうこともある程の喪失を経験している為です。

再婚を考えられる程の大切な人が出来た際には、より失うことの恐怖感を覚え、ネガティブになってしまい、結婚に否定的に考えてしまうこともあります。


私自身再婚は考えていませんが、夫の喪失体験をしたことによる自身の変化は強く感じており、以前よりも神経質になり臆病になってしまった変化を自覚しています。
子供が寝ている姿を何度も部屋に見に行き、息をしているか、異変はないかと毎夜確認してしまう等、普段の生活の中で悲観的に考えてしまう自分がいるのです。


また、再婚を考える上で、亡くしてしまった伴侶への罪悪感や自責の念を感じてしまい、自己否定感が強くなってしまうことが多くあると言われています。

その状態からうまく脱却できなければ、次第にストレスがたまり、うつ病などの心の病気につながる可能性もあります。

このように、死別者が再婚を考える際にはたくさんの心の葛藤を生じてしまうなど多くの問題があげられる為、結果的に再婚率が低く、一生独身で過ごす人が多くいるのだそうです。



死別者が陥りやすい喪失のトラウマを和らげる方法は◯◯だった


喪失のトラウマを和らげる方法とは、『自分の気持ちを吐き出すことが出来る人・場所を見つけること』です。

実際に、米国オレゴン州にある「ダギーセンター」という、死別を体験した子どもたちが集い、遊びやおしゃべりを通じて、悲しみや辛い気持ちに向き合うことのできる家があります。
このダギーセンターでは、子どもたちがゆっくりと自分のペースで安心して自分の気持ちと向き合えるよう仕組化されているのです。

『自分の気持ちを吐き出すことが出来る人・場所を見つけること』は、伴侶を失ったことによる喪失のトラウマを和らげ、再び人生を前向きに捉える助けになります。


ちなみに、精神医学の世界においては、喪失のトラウマからの回復力は、過小評価されてきたといわれていました。というのも、疾患を発症した人に焦点を当てた研究のせいで、領域そのものが脆弱な人々を対象に偏ってしまったことが理由に挙げられます。

夫もしくは妻と死別をし、病的なほどの悲嘆反応を生じる人がいる一方で、精神面が強健な死別者は、喪失のトラウマからの早く回復するという研究結果があります。

むしろ、悲嘆過程を経験せずにすぐ喪失に適応する人もいるだろうという主張もあるのだとか。

また、死別によるPTSDに似た症状は、外傷的出来事の後の最初の数週間でみられることが多くありますが、たいていの人の場合これらの症状は消失し、回復していく過程が観察されているのだそうです。

この事実には、強い回復力を持つ人と喪失のトラウマからなかなか脱出できない人と大きな差があることを証明し、その差には、個人の性格や幼少期時代から成人に至るまでの外的要因が影響するのだと考えられています。


いかがでしたか?
もし伴侶との死別後、再婚を考えられるようになった際には、ぜひ今後より幸せになる為のステップとして前向きに考えていきたいものですね。

最後までお読み頂き有難うございました。

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