木陰の意味と類語まとめ 木陰にいると涼しく感じる理由もご紹介します

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木陰のベンチを見つけると無性に座りたくなる程蒸し暑さが増す今、木陰という言葉の意味や類義語を改めて調べると共に、木陰に入ると体感温度が一気に下がる理由についてを詳しくご紹介したいと思います。


こんにちは。
よなままです。
(⇨yonamama_blog)

私が住む北海道は、本州に比べまだまだ本格的な暑さはやってきていませんが、それでも日中に子供としばらく外遊びをしていると、じりじりと日光の熱を背中に感じるようになってきました。

そんな時には、子供と二人で木陰のベンチで水分を取りながらお菓子を食べるのですが、そのひと時が最高に幸せです。


今回はそんな木陰について、そもそもの言葉の意味などの他に、実際に木陰にいるだけで涼しく感じる明確な理由についても合わせてご紹介したいと思います。

また、木陰の他に夏の季語として定められている語句の中で、個人的に特に夏を連想させる趣深い季語を3つ選んでみました。

ぜひ興味のある方にお付き合い頂ければ幸いです!



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そもそも木陰の意味と類語とは?木陰の対義語は日向?



そもそもの『木陰』という言葉の意味とは、『それぞれの木が日光を遮ることによってできる暗がりのこと』を指しています。

使われ方としては、「木陰で一休みする。」という言い回しが多く、暑さをしのぐように避難するニュアンスがほとんどだと思います。

具体的に呟かれていたのを例として載せてみました。





次に、木陰と同じような意味をもつ類語として5つご紹介します。

①樹陰
読み方:ジュイン
意味⇨樹木の葉が日光を遮ってできる日陰の場所



②葉陰
読み方:ヨウイン
意味⇨草木の葉の陰になること



③緑陰
読み方:リョクイン
意味⇨青葉の茂った木立のかげ



④小暮
読み方:コグレ
意味⇨夏木立のうっそうと茂って昼なお暗いさま



⑤木暗
読み方:コグレ
意味⇨木陰の暗い所。木暗がり。



調べたところ木陰の対義語は定められておらず、一番近いニュアンスだと『日向』(=日の当たっているところ)がもっとも反対を意味する言葉になるかと思います。

ちなみに、日向の本来の対義語は日陰(=物のかげになって日光の当たらない場所)と定められています。




木陰という言葉を使った表現にはどんなものがあるの?夏木陰の意味とは?



代表的なよく使われる言葉として、『木陰に入る』がありますが、これは、『気温が高い時、一時的に暑さを逃れること』という意味を指しています。

また、『木陰伐(カゲキリ)』=『江戸時代、耕作の障害となった竹木を農民が幕府・藩の許可のもとに代採すること』という昔に使われていた言葉もあります。

他にも、『夏木陰(ナツコカゲ)』=『炎暑の日陰。灼くような日光も正午過ぎると少しずつ木の下や家の軒に日陰が生まれてくることを指す』という語句もあります。



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木陰は夏の季語でもあった!夏を連想する趣深い夏の季語3選『蝉時雨』等



木陰は夏の季語にも定められており、中国の古代説話集の韓詩外伝より、

《木陰に臥す者は枝を手折らず》

と詠まれていますが、その意味として、

《恩人に対しては害を加えないのが人情であることのたとえ》

と解説されています。


木陰の他にも夏を連想する趣深い季語はいくつもありますが、個人的に響きの綺麗な季語3つをご紹介したいと思います。


夏の季語①「蝉時雨」

蝉時雨という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。

蝉時雨とは、多くのセミが一斉に鳴きたてる声を時雨の降る音に見立てた語を指しますが、この言葉を聞くだけで、夏の苛烈なまでのじりじりとした暑さの中で、蝉が止まず鳴き続けるような映像が目に浮かぶ人も多いかと思います。

しかし、そのうるさく感じる鳴き声も、気だるげな暑さが続く夏の時期だけでしか聞くことのできないひと時の現象なのであって、儚いセミの一瞬にこそ風情があり、趣深さを感じてしまうのです。




夏の季語② 「雲の峰」

盛夏、聳え立つ山並みのようにわき立つ雲、積乱雲を指します。
夏といえば入道雲であり、夏の代名詞でもありますが、真っ青な高い空に、もくもくと真っ白い雲が伸びている様子が目に浮かびますね。




夏の季語③ 「夏の暁」

夏は明けが早い為、4時から5時頃までには空が白んでくる様子を指します。
夏は美しい朝焼けの日も多く、気温も上がらないので清々しくすごせる一時を想像する、晴れやかなイメージの言葉。




木陰に入るとなぜ涼しく感じるの?自然の力に癒されよう


なぜ暑い夏の日でも木陰に入ると涼しく感じるのでしょうか。
そこには、日陰という理由だけではない自然の力が作り出す癒しの涼やかな空気があります。


暑い夏、私たちに降り注ぐ太陽の光は、同じように森に絶えず注がれていますが、木の枝や葉が光をさえぎるので、太陽の光が地面まで届きにくいことにより、森の中に入ると涼しく感じるといわれています。

しかし、一番涼しく感じる理由は別にあります。

それは、木の葉が太陽の光をエネルギーとして木の水分を蒸発させる際に、木の葉の中にある水も一緒に蒸発させ、周りの熱エネルギーを奪っていくという植物の仕組みの存在が最大の理由になります。

(この現象は、氷が溶けて水になる際に周りの空気も冷やっとする現象と同じといわれていて、氷が水に変化する際に周囲のエネルギーを奪うことが周りの空気も冷たくなる原因になります。)


この熱エネルギーを吸収した木の葉は、高温により深刻なダメージを受けないよう蒸散を欠かさず行い、葉の温度を一定にしているのです。
ちなみに、植物が吸い上げた水の約95%は、蒸散によって使われており、光合成に使われるのは1%以下といわれてます。


この、絶えず木々が太陽の光や周りの熱エネルギーを吸収する働きにより、周りの温度が下がり、水分がたっぷり含まれた冷ややかな空気感を感じることにつながっているのです。




木陰に移動すると涼しい!と感じるには根拠に基づく明白な理由がありました。

それは木々がもたらす周りの温度を下げるパワーであって、自然の恵みを私たちは気付かないところで肌で感じ、その恩恵を受けていたのです。



いかがでしたか?

ぜひこの暑い夏の時期こそ、森や山へ探索に行き、木陰で自然の恵みがもたらす涼やかな空気感を味わいに行きましょう。

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