1歳の予防接種スケジュールを決める際のポイント5選をご紹介します
我が子は1歳2ヶ月で予防接種を受けましたが、その際に調べたことやかかりつけの先生に聞いた情報を元に、予防接種のスケジュールを決める際に知っておきたいポイント5選としてご紹介したいと思います。
ぜひ忙しいパパさんママさんの判断材料の1つとして、お役に立てる情報になれば幸いです。
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目次
- 1 一般的な1歳の予防接種スケジュールとは?かかりつけ医師に聞いた5本もしくは6本の同時接種の方法について
- 2 1歳の赤ちゃんの推奨されている一般的な予防接種スケジュール3つとは?その理由とは?
- 3 子供の予防接種スケジュールを決める際に親が知っておきたいポイント5選
- 4 ①ワクチンの接種の順番には重症化しやすい病気順が妥当である
- 5 ②1歳の予防接種には痛みが強い注射が含まれる為、赤ちゃんのストレスはいつもよりも大きいと考えられる
- 6 ③赤ちゃんの体調が万全な際に接種する必要がある
- 7 ④予防接種には推奨されている接種期間がある その推奨期間とは?
- 8 1歳の赤ちゃん予防接種の副反応について 同時接種することに問題はないのか
一般的な1歳の予防接種スケジュールとは?かかりつけ医師に聞いた5本もしくは6本の同時接種の方法について

1際になった赤ちゃんがいるパパさんママさんは、予防接種の受け方をどのように決めていますか?
かかりつけの小児科の推奨しているスケジュール通りに実施する方、周りの先輩ママさんから聞いた接種スケジュールを参考にしている方、予防接種を受けること自体のリスクを考え受けないという方など、色々な考え方があるかと思います。
1歳の赤ちゃんが受けるべきとされている予防接種には、麻しん・風しん混合(MR)、水痘(みずぼうそう)、任意の実費で受けることができるおたふくかぜのワクチンがあります。
また、追加で接種するべきワクチンもあり、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合ワクチンがあります。
これらは、追加接種により十分な免疫力をつけることが期待できるとされています。
そんな様々な種類のあるワクチンですが、その接種方法として、ワクチンの組み合わせや優先順位など、どうしたらいいかわからないと悩む親御さんの為に、推奨されている一般的な予防接種スケジュールをご紹介します。
1歳の赤ちゃんの推奨されている一般的な予防接種スケジュール3つとは?その理由とは?

実際に我が子のかかりつけ医に聞いた、近年で推奨されている一般的な予防接種スケジュールはこちらです。
【予防接種スケジュール1つ目】
満1歳すぐ⇨MR 麻疹風疹+水痘+おたふく風邪
約1ヶ月後⇨小児肺炎球菌+ヒブ+4種混合
満1歳すぐ⇨MR 麻疹風疹+水痘+おたふく風邪
約1ヶ月後⇨小児肺炎球菌+ヒブ+4種混合
このスケジュールが推奨されている理由について
①MR 麻疹風疹、水痘、おたふく風邪は生ワクチンの為、次のワクチンを打つまでに27日以上日にちを空けなければいけなく、特に重症化した際にリスクが大きいMRを最優先に接種する必要がある
①MR 麻疹風疹、水痘、おたふく風邪は生ワクチンの為、次のワクチンを打つまでに27日以上日にちを空けなければいけなく、特に重症化した際にリスクが大きいMRを最優先に接種する必要がある
私のかかりつけの小児科でも基本的にこのスケジュールでの予防接種を勧めているそうです。
ちなみに私は少し遅れて我が子の予防接種を始めた為、イレギュラーでこのスケジュールでの実施ではありませんでした。
私の場合は、1歳2ヶ月と3週目の際に、『MR+ヒブ+肺炎球菌』の接種となりました。
(→その理由等の詳細はまた後日ご紹介予定です)
【予防接種のスケジュール2つ目】
満1歳すぐ⇨小児肺炎球菌+ヒブ+4種混合の不活化ワクチン
1週間後⇨麻疹風疹+水痘+おたふく風邪
満1歳すぐ⇨小児肺炎球菌+ヒブ+4種混合の不活化ワクチン
1週間後⇨麻疹風疹+水痘+おたふく風邪
このスケジュールが推奨される理由
小児肺炎球菌、ヒブ、4種混合は不活化ワクチンであり、予防接種から次の別の種類の予防接種までの間隔を1週間(中6日)空けることが原則となっている。
このことから、不活化ワクチンの接種を先にすることで、1週間後に生ワクチンの接種を受けることができる為、両方の免疫を獲得するまでの時間が短時間で済む。
小児肺炎球菌、ヒブ、4種混合は不活化ワクチンであり、予防接種から次の別の種類の予防接種までの間隔を1週間(中6日)空けることが原則となっている。
このことから、不活化ワクチンの接種を先にすることで、1週間後に生ワクチンの接種を受けることができる為、両方の免疫を獲得するまでの時間が短時間で済む。
【予防接種スケジュール3つ目】
満1歳すぐ⇨MR 麻疹風疹+水痘+小児肺炎球菌+ヒブの5本同時接種、もしくは+おたふく風邪の6本同時接種
満1歳すぐ⇨MR 麻疹風疹+水痘+小児肺炎球菌+ヒブの5本同時接種、もしくは+おたふく風邪の6本同時接種
このスケジュールが推奨されている理由
5本同時のワクチン接種によりリスクが増えることはなく、むしろ早期免疫獲得が可能になるとされている。(アメリカなどの先進国では5本同時が既に浸透されているそう。)
また、同時接種によってワクチンの効果が減ることはなく、混合ワクチンでは効果が減らないように工夫されており、副反応が出やすくなったり、特別な副反応が出たりすることはないとされている。
5本同時のワクチン接種によりリスクが増えることはなく、むしろ早期免疫獲得が可能になるとされている。(アメリカなどの先進国では5本同時が既に浸透されているそう。)
また、同時接種によってワクチンの効果が減ることはなく、混合ワクチンでは効果が減らないように工夫されており、副反応が出やすくなったり、特別な副反応が出たりすることはないとされている。
子供の予防接種スケジュールを決める際に親が知っておきたいポイント5選

これからの1歳を迎える赤ちゃんがいるパパさんママさんに一般的な予防接種スケジュールをご覧頂きましたが、その中でどれの方法が良いのかまだ悩むところだと思います。
どの方法が1番最善なのか、子供にとって負担が少ないのかは、それぞれの小児科さんでも考え方や方針の違いにより異なるケースもあると聞きました。
実際に私のかかりつけの小児科では、5本の同時接種や6本の同時接種は行なっていません。
理由としては、副作用が万が一発生した際に、どのワクチンが原因だったのか判断が困難になるからだそうです。
そこで、実際に私がかかりつけの医師に聞いて参考にした情報や、実際に我が子の予防接種の様子を観察して感じた気づきなどをトータルで考え、予防接種スケジュールを決める際に知っておきたいポイント5選として、1つずつ具体的にご紹介したいと思います。
(これは、私の個人的な考え方や経験に基づいていますので、1つの判断材料として捉えて頂ければ幸いです。)
①ワクチンの接種の順番には重症化しやすい病気順が妥当である

やはり重症化するリスクが高いものとして、最優先は麻疹風疹だと考えられます。
1歳の誕生日を過ぎたらできるだけ早くMR 麻疹風疹を受け、次に水疱瘡、おたふくと優先順位をつけて接種させたいと我が子のかかりつけ医師から話がありました。
肺炎球菌とヒブ、三種混合は追加接種ですので、赤ちゃんの身体にまだ多少の免疫がある状態だと考えた結果のようです。
しかし、1歳を過ぎた後、何らかの理由で予防接種を遅れて開始する場合は、肺炎球菌もヒブも免疫がなくなり感染のリスクが高まることを意味しますので、遅れが生じている場合は、担当の先生に相談すると良いでしょう。
②1歳の予防接種には痛みが強い注射が含まれる為、赤ちゃんのストレスはいつもよりも大きいと考えられる

不活化ワクチンと呼ばれる注射には、三種混合、アクトヒブ(Hib)、肺炎球菌があり、本来は筋肉注射をするワクチンになります。
実際に我が子が肺炎球菌とヒブ、MRの同時接種をした際に、かかりつけ医に「これいつもの注射より痛いんだよねー。かなり暴れるかもしれないから、いつもよりも抑えておいてねー!」と言われ、肩少し下に注射されたワクチンは肺炎球菌でした。
元々筋肉注射の場合は、肩から3センチ前後下の部位に注射しますが、筋肉内に直角に針を刺すことで痛みが強くなるそうです。(それぞれの小児科さんによって、通常通り二の腕の皮下脂肪に刺すこともあるそう。)
我が子の場合は、MRとヒブをそれぞれ両腕に注射された後、肩に肺炎球菌を注射されたのですが、やはり痛みが強かったのか肩をよじって暴れていました。
赤ちゃんの二の腕は面積自体が小さいこともあり、5本もしくは6本の同時接種のケースであれば、ヒブと肺炎球菌は両肩に注射することが多いと聞きました。
ちなみに、1歳になると痛みの感覚も鋭く記憶力もしっかりしている為、この1歳の予防接種が原因で病院嫌いになる子が多いとかかりつけの医師からの話もありました。
どのみち、6つのワクチンを接種しないといけないのであれば、痛いことは1日で同時接種で終えてしまうという考え方ももちろんあるかと思いますが、我が子の当日の様子を見ても、同時接種は3本が限界だったと感じています。
痛い注射が次から次へと6本やってくることは、大人もそうですが、赤ちゃんにとっては少し酷に感じてしまいます。
これは個人的な私の考えになります。
それぞれにメリット、デメリットがあるかと思いますので、最終判断はパパさんママさんの考え方により決定することが一番だと思います。そしてその悩んで決めた判断が、正解になるのかもしれません。
③赤ちゃんの体調が万全な際に接種する必要がある

実際に我が子は鼻水が予防接種の前日から出ている状態で受けさせに行きましたが、とりあえず接種可能だと判断されました。
理由は熱が37.0度だったことと、喉を見て扁桃腺は腫れておらず、ただの鼻風邪だと判断出来ること、元気があることから判断されました。
一般的に予防接種を受けられないのは37.5℃以上の発熱があるときや急性の疾患にかかっているとき、医師ができないと判断したときといわれています。
そのほか、当日に私が確認された重要事項として、以前の予防接種で異常がなかったか、アレルギー体質ではないか、痙攣を起こしたことがないか、直近で体調不良を起こしたかどうかなどがありましたので、今一度接種しに行く前に、赤ちゃんの体調を見たり、最近の病気にかかった時の様子を思い返してみる必要がありそうです。
また、他の予防接種との間隔が短い時は受けれない可能性もあるので、かかりつけ医師に相談してみてください。
④予防接種には推奨されている接種期間がある その推奨期間とは?

一般的に1歳を迎えた赤ちゃんが受けるべきとされている予防接種の推奨接種期間をご紹介します。
1歳0か月(12か月) 可能な限り1歳の誕生日に接種
【MR(麻しん風しん混合)①】
【水痘(みずぼうそう)①】
【おたふくかぜ①】
1歳1か月〜1歳3ヶ月の間
【ヒブ④】
【小児用肺炎球菌④】
【四種混合④】
1歳3か月
【水痘(みずぼうそう)②】
【MR(麻しん風しん混合)①】
【水痘(みずぼうそう)①】
【おたふくかぜ①】
1歳1か月〜1歳3ヶ月の間
【ヒブ④】
【小児用肺炎球菌④】
【四種混合④】
1歳3か月
【水痘(みずぼうそう)②】
しかし、スケジュールが守れず接種期間を過ぎてしまう場合はやはりあるかと思います。私もそうでした。
遅れた場合は、できるだけ早く接種して抗体をつくることが大切です。
かかりつけの小児科の先生と相談し、1番良いスケジュールで進めていきましょう。
1歳の赤ちゃん予防接種の副反応について 同時接種することに問題はないのか

予防接種で1番気になるのは副反応です。
副反応とは予防接種を受けることによって起こる反応のことで、たとえば、一時的に発熱したり、しこりができたり、接種した部分が腫れることがあります。
また、一般的にワクチン接種と症状との間に因果関係はないとされていますが、ワクチンを接種した後に、元々何も持病のなかった健康な赤ちゃんが死亡したという過去のニュースもあります。
あるインターネット上で確認できた小児科の先生によると、ワクチン接種が死に至る可能性について、ワクチン接種後30分以内にアナフィラキシーのような典型例が起きる場合を除くと、因果関係があるかどうかの判断は非常に難しく、明確にできない場合が多いと言っています。
私も一人の親として、突如健康だった子供がワクチン接種した2.3時間後にすぐに亡くなってしまったその親御さんの心境を想像すると計り知れないものがあり、やはりワクチン接種自体が死亡に関係していた可能性があるのではないかと考えてしまうと思います。
特に私自身が夫を突如亡くしてしまった経験がある為、ほんの少しでもリスクがあるようなことに、敏感に反応してしまいがちでもありますが・・・。
ただ、人生にはどうしても一寸先には闇があることを認識しなければなりません。
何を信じるかの問題は、とても難しいことです。
親としてなによりも大切な子供を守る為、予防接種のスケジュールに関しても医師に言われるがままとするのではなく、慎重に受け止めなければいけないとも感じています。
その為にも、予防接種1つ1つのリスクを知り納得できる医師からの回答をもらっておくことや、疑問点や不安な点をあらかじめ解消しておくなどの行動はとても重要なのだと思います。
これから1歳になる赤ちゃんがいらっしゃるパパさんママさんは、ぜひ1番良いスケジュールで予防接種を受けられるよう、信頼できるかかりつけの先生に相談の上、納得できる進め方を選択してみてくださいね!