去年突然死により夫を亡くしてから半年以上が経過しました。これまでで夫が側にいるんだなと感じる出来事が度々ありましたが、私以外にも夫の親族や友人の方々で夫の気配を感じた、姿を見たという体験をした話を聞きました。
私と同じように、とても大切だった最愛の人を亡くし、未だ毎日悲しみが溢れてどうしようもない人へ・・・
『例え人は死んでしまっても、またこの世に帰ってくることができる』
を信じることにつながる体験談をお伝えします。
ずっと霊なんていないと思っていた私ですが、今は死後の世界があると信じています。
きっとそこで夫も生前のように冗談ばかり言いながら笑い、たまに子供や私の顔を見にこの世に帰ってきているんだろうなあと思います。
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目次
亡くなった夫が彼の実家に戻ってきたらしい お義母さんが見かけた夫の姿の話

少し前に聞いた話になります。
亡くなった夫の実家へ子供と二人で遊びに行った時の話です。
久しぶりにあった夫のご両親に、最近変わったことがなかったか近況報告をしたり、子供の家での様子や成長を感じた話など、いろいろ会話を楽しんでいた際に、夫のお母さんからびっくりする話を聞きました。
それは、『最近◯◯(亡くなった夫)が実家に来ていたのを見かけた。』という話でした。
その日は丁度お義母さんの誕生日でした。
いつも通りの生活の中で、ふとリビングに誰もいないはずなのになんだか人の気配がすると思い、自分が知らない間にだれか家の人が帰ってきたのかな、とリビングに覗きに行ったそうです。
移動しリビングを覗いたその瞬間、紺色の靴下を履いた足が動いてるのを一瞬見かけました。
見えたのはほんの一瞬で、そのあとは全く何も見えなくなり、特に物音も聞こえず、気配もなくなりました。
しかし、確かにその一瞬、お義母さんの視界に映ったそうなのです。
その靴下は、夫が生前よく履いていた靴下で、見覚えのあるものだったと言っていました。
亡くなった人は霊と呼ぶものになるのか、霊魂と呼ぶものになるのかわかりませんが、私たちが生きている世界と、あの世の世界を行き来できるという話を聞いたことがあります。
亡くなった人がこの世に戻ってきた際に私たちが見る姿は、一部の霊感がある人が持つ特殊な力により目にすることができ、霊感の強さにより見え方が異なると言われています。
ぼんやり見えたり、青色に光って見えたり、はっきり見えたり・・・。私には全然わからないけれど、見え方に差があるのは、その人の見える力の強さが関係している、とも聞いたことがあります。
ちなみに以前紹介した、”霊感が抜群に強かったミサさん”は、普通に生きている人と何ら変わりなく見えていたそうです。
たまに外傷もある人もいたそうですが、20歳になるまでずっと霊が見えていたけれど、20年間ホラー映画に出てくるような怖い外見の霊は見たことがないと言っていました。
(⇨興味のある方はこちらから霊が見えすぎてしまうミサさんの霊が見えるようになったきっかけとは?)
ちなみに、夫のお義母さんは小さいころから霊を見た記憶などは特にないそうで、霊感はほとんどないと言っていました。
恐らく亡くなった夫は、残してきた両親のことをとても心配して、お義母さんの誕生日という大切な日に様子を見に来たのかもしれません。
そして、霊感のないお義母さんでも、たまたま奇跡的に夫が遊びに来ている姿が目に入ったのでしょう。
今回はそんなこともあるのだなあとわかり、夫の魂は決して無くなったわけではなかったことを改めて感じました。
いつか私にも、夫をこの目で見ることができる時がくるのかな・・・。
亡くなった夫の親友の彼女が見かけた夫の姿の話

夫の幼少時代からの親友 ”Aさん” という方から聞いたお話になります。
その夫の親友のAさんは、元々霊感のない普通の方です。
夫が亡くなってまだ1ヶ月程しか経っていなかったある日のこと、親友Aさんの彼女さんは仕事が休みだった為、お昼過ぎた頃にAさんが住んでいたマンションへ向かっていました。
マンションの側まで着き、建物が見えてきたと思ったその瞬間、夫が歩いてる姿を目にしたのです。
夫はそのまま普通に歩きマンションの入り口まで着いた後、そのまま扉の中へすぅっと入っていったそうです。
夫の親友の彼女さんはとても驚き、急いで後を追ったそうですが、その後は何も見えなくなったそうです。
そのまま部屋に入り、夫の親友のAさんに見たことを話しました。
ちなみに、この彼女さんも元々霊媒体質ではなかったそうです。
私も夫が生きている時に、親友のAさんとこの彼女さんと会ったことがあり、4人で居酒屋デートもしたことがあります。
彼女さんは全然普通の方で性格もおとなしく、ほんわりした方だったのを覚えています。
私の夫とも数回会ったことがある為、見間違いするようなことはないくらい、顔も良く認識していると言っていました。
もしかしたら、夫は49日がくるまでの期間、お世話になった人達へ挨拶回りをしていたのかもしれません。
特にこのAさんとは、小さい頃から親しく信頼関係が深い方でした。
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亡くなった息子を見た私の友人のお母さんの話 死んだ人はこの世に戻ってこれるのか?

私の小学生時代からの友人Bさんから聞いたお話になります。
そのBさんは二人兄妹で、お兄さんがひとりいました。3つ上のお兄さんでしたが、昔からとても仲がよかったそうで、大人になってからはなかなか会う機会がなかったものの、たまに連絡を取り合っていたそうです。
そのお兄さんは2年前に事故で亡くなってしまいました。
友人のBさんはお兄さんが亡くなったことをほとんど誰にも話してこなかったそうで、今回私が夫を亡くしたことで他人事だと思えずとても心配してくれ、色々な話をしてくれたのです。
そんなBさんのお母さんが、ある時亡くなったお兄さんを見かけたそうです。
その出来事はお盆の時期に起こりました。
時間は早朝の5時頃。
Bさんのお母さんは早朝のパート勤務をしており、その日も朝早く起き、5時には家を出て勤務先へ出かけるところでした。
用意を終え玄関を出て家の前の歩道に出たその時、反対側の歩道を歩くお兄さんを見たのです。
はっきりと自分の息子だとわかる程、顔やスタイル、歩く仕草まで、一瞬ではありましたが確かに見たということでした。
お盆は、先祖の霊や亡くなった人がこの世に帰ってくることが出来る時期だと言われています。
迎え火を焚いて祖先が迷わず家に来られるようにしてお迎えし、戻ってきた祖先の霊の供養をし、やがてお盆期間が過ぎると送り火を焚いてお送りするのが一般的とされています。
この話を聞いて思ったことは、お盆に帰ってくるという現代にも残る考え方は、昔に霊感のある一部の視える人達が確かに戻っきた様子を見ていたからなのではないかなと感じます。
霊と会話もできる程霊感の強かったミサさんも、近所で歩いてるオジさんの霊に、今こっちに戻ってきてるんだあ!と話しかけられたと言っていましたが、それもお盆だったようです。
ということで、やはりお盆には死んだ人に会える可能性があるんだと思います。
死んだ人でもこの世に帰ってくることができ、もしかしたら姿を見ることができるのかもしれません。
亡くなった人の顔をもう一度見たいと願う気持ちの居場所

大切な人であればあるほど、失った時の喪失感や絶望感は計り知れなく、その人にしかわからない悲しみがあるのだと思います。
時間が少しずつその悲しみを癒すのかもしれませんが、時間と共に、失った夫がどれだけ大切で愛した人だったのか、改めて気づかされる毎日です。
私はまだ夫を失って半年とちょっと。
一周忌がやってくる、あの季節がやってくることに、最近とても恐怖を感じます。
それと同時に、ただ、もう一度夫の顔を見たい、会いたい、話がしたい、と日々願ってしまいます。
そんな決して叶うことのない願いを、無理だとわかったいるのに、無性に心が寂しくなったとかに心の中で叫んでしまうのです。
こんな時には、子どもを一生懸命抱きしめます。
そうすることで、今の私の生きていく活力になっているんだと感じています。
誰かを愛する気持ちは、生きていく上での希望になるのと同時に、これ程までに寂しさや悲しみを和らげる力になるんだなあと感じました。
私のこれからの人生、夫に捧げたかった愛情は、限られていた僅かな時間で予期していなかった突然の別れにより居場所を失いましたが、その分残された子供にめいいっぱい愛情をかけていきたいとおもいます。
逞しく健やかに育ってくれることを祈り、長生きしてほしいです。
同じように死別により悲しい思いをしている方々が、少しでも早く前を向き、その後の人生にたくさんの幸せが訪れますように。