雨音には自律神経を整える作用があり、聞いているだけで趣深く、四季の移り変わりを感じることができますよね。
そんな雨音の種類12選とその代表6選の英語表現をご紹介します。
実際に私も、雨音をゆったりと聞いているだけで、夫と死別した後の悲しみや喪失感等、心の痛みが癒されるのを感じました。
みなさんも心が少し疲れてるかな、と思う瞬間には、ゆったりと一人静かになれる時間を作り、雨音に耳を傾けてみてください。
今回はそんな雨音についてのお話です。
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目次
感性豊かな雨音の表現12選とは?どんな種類がある?

雨音とは、降る雨が物に触れて立てる音という意味です。
雨音と一括りに考えても、「ポタポタ」や「ざあざあ」など、思いつく限りさまざな表現方法がありそうです。
このような雨音の表現のことを、音や様子を文字に移し替えたものとしてオノマトペといい、日本語には特に多いとされています。
このオノマトペは、物事の声や音・様子・動作・感情などを簡略的に表し、情景をより感情的に表現させることの出来る手段として用いられており、その重要性は極めて高いとされています。
また、日本語にはアイウエオの50音にガ行などの濁音、パ行の半濁音、ニャなどの拗音を合わせて112しか音節がなく、他の外国語に比べとても少ないといわれています。
この音節の少なさを補う為に、オノマトペが増えていきました。
それでは、実際に雨音の表現について、一般的によく聞くオノマトペから並べてみました。
①ポツポツ
②ザーザー
③サーサー
④しとしと
⑤ぴちょんぴちょん
⑥ぽたりぽたり
⑦ぱらぱら
⑧ばらばら
⑨ざんざん
⑩じとじと
⑪じゃんじゃん
⑫しょぼしょぼ
②ザーザー
③サーサー
④しとしと
⑤ぴちょんぴちょん
⑥ぽたりぽたり
⑦ぱらぱら
⑧ばらばら
⑨ざんざん
⑩じとじと
⑪じゃんじゃん
⑫しょぼしょぼ
雨の勢いは、「しょぼしょぼ」⇨「しとしと」⇨「ぽつぽつ」⇨「ぱらぱら」⇨「ばらばら」⇨「ざあざあ」の順で激しくなるとされています。
この種類の豊富さから、日本人の感性の豊かさを感じますね。
雨と一括りにいっても、降る時期や地域、雨滴の大きさや落下スピードによっても様々な種類があります。
次に、この1つ1つの雨音のイメージと、その雨音の英語での表現方法をご紹介していきます。
よく使われる代表的な雨音6選のイメージと英語の表現方法をご紹介します

雨音その①「しょぼしょぼ」
「しょぼしょぼ」は、「しとしと」に近いのですが、陰気で寂しく情けないイメージがあります。雨が湿っぽく、鬱陶しく降り続くさまを表す他、雨に濡れる様子も表現しています。
代表的な雨の種類は、小雨や糠雨など。
◆英語で表すと
⇨drizzling rain
drizzleとは名詞で「細雨、霧雨、こぬか雨」を意味しますので、drizzling rainで「しょぼしょぼと細く降る雨」となります。
⇨drizzling rain
drizzleとは名詞で「細雨、霧雨、こぬか雨」を意味しますので、drizzling rainで「しょぼしょぼと細く降る雨」となります。
雨音その②「しとしと」
「しとしと」は、音もたてずに細かい雨が降る様子をいい、霧雨のような種類の雨をいいます。
また、この言葉は華麗で趣のあるイメージを持つ為、春の春霖・秋の秋霖などの雨とも一緒に使いたい表現ですね。
(春霖の意味や時期とは?季節毎に一日中雨が降る様子をなんて言う?)
◆英語で表すと
⇨soft [gentle] rain
「しめやかな雨 静かな雨」
音もなく静かに降る様子を表しています。
⇨soft [gentle] rain
「しめやかな雨 静かな雨」
音もなく静かに降る様子を表しています。
雨音その③「ぽつぽつ」
「ぽつぽつ」は、まばらに降る雨のことをいいます。また、少しずつ雨が降りはじめるさまを表すため、「雨がぽつぽつと降ってきた」などとして使います。
◆英語で表すと
It’s sprinkling
sprinklingは、〔雨・雪などの〕小降り、ぱらぱらと降るという意味を持つ名詞になるので、It’s sprinklingで、「雨がぱらついている 」となります。
It’s sprinkling
sprinklingは、〔雨・雪などの〕小降り、ぱらぱらと降るという意味を持つ名詞になるので、It’s sprinklingで、「雨がぱらついている 」となります。
雨音その④「ぱらぱら」
「ぱらぱら」は、ぽつぽつよりももう少し多く勢いもあり、軽く音がする様子を表します。
◆英語で表すと
It began to sprinkle.
「雨がぱらつき始めた」
ぱらぱらはぽつぽつとほとんど同じ位の雨量のイメージである為、同じくsprinkling という名詞を使い、〔雨・雪などの〕小降り、ぱらぱらと降るという意味の文を作るといいです。
[it を主語として]It began to sprinkle で、「 雨がぱらぱら降り始めた」となります。
It began to sprinkle.
「雨がぱらつき始めた」
ぱらぱらはぽつぽつとほとんど同じ位の雨量のイメージである為、同じくsprinkling という名詞を使い、〔雨・雪などの〕小降り、ぱらぱらと降るという意味の文を作るといいです。
[it を主語として]It began to sprinkle で、「 雨がぱらぱら降り始めた」となります。
雨音その⑤「ばらばら」
「ばらばら」は「ぱらぱら」よりもさらに雨粒が大きく音も大きい様子を表します。
◆英語で表すと
The rain pelted against the window.
「雨がばらばらと窓を打っていた。」
peltは動詞で〈風・雪などが〉…を強く打ちつけるという意味を持つ為、この動詞を使うのが「ばらばら」に適します。
また、pelt downで「(雨が)激しく降る、たたきつけるように降る」となります。
The rain pelted against the window.
「雨がばらばらと窓を打っていた。」
peltは動詞で〈風・雪などが〉…を強く打ちつけるという意味を持つ為、この動詞を使うのが「ばらばら」に適します。
また、pelt downで「(雨が)激しく降る、たたきつけるように降る」となります。
雨音その⑥「ざあざあ」
「ざあざあ」は、雨の降り方のなかでは最も大量で勢いが強いイメージを持つ言葉です。
◆英語で表すと
⇨It rained heavily.
heavilyは「大量に、たくさんに」という形容詞なので、「雨は激しくザーザーと降った」という文が成り立ちます。
もしくは、pouring という単語を使って「ばらばら」を表現をすることもできます。
pouring はたっぷり流れるさまという意味の形容詞なので、pouring rainでも「ざあざあ降りの雨」となります。
⇨It rained heavily.
heavilyは「大量に、たくさんに」という形容詞なので、「雨は激しくザーザーと降った」という文が成り立ちます。
もしくは、pouring という単語を使って「ばらばら」を表現をすることもできます。
pouring はたっぷり流れるさまという意味の形容詞なので、pouring rainでも「ざあざあ降りの雨」となります。
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それ以外の雨音6選のそれぞれの一般的なイメージとは?どのように使われるの?

この6選は、雨音のオノマトペとして定義づけられていなかった為、一般的に使われていたイメージを集めて要約しました。
それでは、見ていきましょう。
⑦「サーサー」
⇨ザーザーよりも控えめに降る雨滴の小さい雨
霧雨のように地面に着く前に空中で消えてしまうほどの細かい雨ではないけれど、比較的濡れても大丈夫だと思えるような細かな雨。
⑧「ぽたりぽたり」
液体がひとしずく落ちるさま。ほとんど雨が上がっており、未だ辺りに残る雨滴が落ちる際に発生する音。
⑨「ぴちょんぴちょん」
雨が落ちたことで鳴る音。もしくは水たまりを踏んだ際に鳴る水音。
⑩「じゃんじゃん」
雨が強く降る様子。大粒の雨滴が速いスピードで音を立ててとめどなく降る様子。
⑪「ざんざん」
強い雨でザーザーと降る様子。
地面からの跳ね返りで足元がぬれ、雨の音で話し声が良く聞き取れないくらいの雨。
⑫「じとじと」
梅雨の時期に降る体に張り付くようなべったりとした雨。

以上が雨音12選になりますが、いかがでしたか?
心地よい睡眠をとるための雨音を専用とした音楽も色々あるようで、自然音はやはりリラックス効果に一番良いように思います。
私はよく専用の雨音が聞けるアプリだったりCDを聞くことが多くあります。
雨の音を聞きながらウトウト寝ることができたら、とても穏やかで静かな深い眠りにつくことができそうですよね。
興味のある方はぜひ試してみてくださいね。