花曇りの意味とは?曇りの使い分けとは?風情ある春の季語5選もご紹介します

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花曇りとは、とても趣深い日本の季節の移り変わりを表す言葉で、桜の時期にお花見などで使える言葉です。

この言葉を知ると、古来から大切にされていた日本の四季の移り変わりに目を向けるきっかけとなるでしょう。


今日の空はどんな空ですか?
どんな雲が広がっていますか?
どんな花が咲いていますか?

もしかしたら桜が咲く春のぽかぽかとした暖かさで、空を見上げるとうっすらと広がる雲が見えるかもしれません。

そんな日は、風情がある花曇りの一日が始まります。


花曇りの意味とは?起こる原因ってなに?



花曇り(はなぐもり)とは、桜の咲く時期の比較的明るい曇り空や霞んだ空のことを言います。

気象用語ではなく文学的な要素を含む言葉の1つで、一般的には移動性高気圧の西側に入っていると時に、花曇りになりやすいとされています。

また、白いベール状で、陰影のない薄雲の巻層雲(けんそううん)や、高層雲(こうそううん)と呼ばれる灰色のベール状あるいは層状の雲が、空の広い範囲にかぶさった状態の時にも、花曇りの状態と表現されます。


このような状態の日は、比較的暖気が入りやすくのどかな春の陽気となり、春の日長を味わうことができます。
(→興味のある方はこちらもご覧下さい。秋の夜長の意味は?対義語は春の日長?夜長の候と関係あるの?

また、曇っている空にも関わらずやわらかく感じられるのは、春の穏やかな暖かさに加え、空気中にちりやほこり、黄砂や靄(もや)が舞いやすい影響もあるようです。

またそのために花曇りの日には遠くが霞んで見えやすいとも言われています。
(→春霞の意味とは?春霞のような響の美しい春を表す日本語10選もご紹介します



 

曇りに使い分けがあった 薄曇りや本曇り 高曇りの違いとは?花曇りはどれに当たるの?



曇りとは、空全体に対して、雲が占める割合9割以上として定義されています。またその際に降水現象がない状態と決められています。

この曇りには、花曇りのようにそれぞれの季節等により様々な種類分けがされています。

曇りと一言で言っても、その雲の量や状態などの特徴から薄曇り、高曇り、本曇りと分けることができます。


まず1つ目が薄曇り(うすぐもり)です。
これは、巻雲(けんうん)または巻層雲(けんせきうん)のような上層雲の占める割合が、中層雲+下層雲より多い場合を指します。


巻雲とは・・・
白いペンキを伸ばしたように、細い雲が集まった形の雲。櫛で髪の毛をすいた時にできる形状と表現されることもある。

この雲は絹のような光沢を持ち、輪郭がはっきりしていてぼやけることはないという理由から陰影がないのが特徴。絹雲(けんうん、きぬぐも)と呼ばれることもある。




巻積雲とは・・・
とても小さな雲片が多数集まって魚の鱗や水面の波のような形をした雲を指す。鱗雲(うろこ雲)、鰯雲(いわし雲)といった呼び方もある。雲の色は白色。




2つ目の本曇りとは、下層雲の占める割合が上層雲+中層雲より多い場合とされている状態のことです。
要するに、曇っている時の雲の高度が低く、下層が1番曇っていることをいいます。


最後の高曇りとは、中層雲の占める割合が他の雲量より多い状態を表す言葉になります。


要するに雲の多い場所が一番空の高いところで多いと薄曇り、真ん中あたりで多いと高曇り、一番低いところで多いと本曇りとなりようです。


本題の花曇りは、桜の咲く時期の曇った天気をいい、使い分けによると薄曇りに当てはまることになります。


ちなみに、花曇りは春のうららかさを表現する季語として、穏やかで暖かいイメージを持ちやすいのですが、実際には、天気の下り坂を知らせるものでもあるため、桜が満開後の激しい雨や強風は花散らしとも呼ばれています。
同じ意味を持つ季語として、「養花天(ようかてん)」という言葉もあります。



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花曇りのように風情ある春の季語5選 趣のある季語が知りたい




①春陰
曇りがちな天候のこと

   

春は暖かくぽかぽかした陽気をイメージする季節ですが、実際には意外に天候は不順で、どんよりとした空模様や曇天が多い季節になります。

桜の時期のこうした空に対しては「花曇り」といいますが、春陰は桜の時期に限らず、一年を通した広い時期のこうした空を表現する場合に使います。

日差しの遮られた春陰の1日は、春の特徴的な草木が芽吹き花が咲き誇るような自然の溢れる力を感じる季節の中で、自然の動きが静かにふと止まり、静謐な一日になります。

この軽やかな動きのある春の中で、春陰というひっそりとした春の一日がとても趣深く、春の季節の移り変わりに風情を感じる言葉となります。




②花信風
初春の風 花が咲く時期の到来を告げる風



1月の終わり頃から3月上旬くらいまでの初春と呼ばれる頃に吹く風のことです。

「信風」とは季節風のことで、花の咲く季節が来たことを告げる風の意味を指します。
また、「光風」と呼ばれる春のあたたかな陽気のもとに吹く風を意味する言葉を掛け合わせて作られた言葉とされています。

光風には、雨あがりに濡れて水分を含んだキラキラと見える草木の間を吹き渡る風という意味もあるようです。




③春暁
春の夜の眠りの心地よさに、夜が明けたことにも気が付かないこと



1300年ほど前に、中国の孟浩然(もう・こうねん)という偉大な詩人の代表作ともなっているのが、この春暁で、「春眠暁を覚えず」として、春の暖かで穏やかな季節を詠っています。




④春の月
春の宵に霞みがかって見える神秘的な月のこと



「秋の月はさやけきを賞で、春の月は
朧なるを賞づ」という古来からの言い伝えがあります。
これは、秋の月は光が澄んではっきりとしているところに心惹かれ、春の月は、ぼんやりと情緒的なところに感動するという意味になります。

空気中の水分が増す春は、月も潤んだ感じになることで、水蒸気のベールに包まれているような神秘的さがとても趣があるとされています。




⑤花の雨
桜の咲くころに降る雨桜のこと



春の花に降り注ぐ雨という意味もあります。

暖かく穏やかな春の陽気の中、ぽたぽたと静かに降る雨はとても風情を感じることができることからこの言葉が生まれました。


花曇りの一日には、天候が崩れ、急に雨が降りやすい為、花の雨となる日もあるでしょう。
そんな時には、日本の四季の移り変わりや変化を楽しみながら、目の前に広がる光景を目に焼き付けたいですね。


いかがでしたか?

花曇りという言葉を知った今日から、ぜひ日常で機会があれば使ってみて下さい。

とても趣深い素敵な言葉でしたね。

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