夫を突然死で亡くした私が日常の生活に戻る為に役立った方法をご紹介します。
一番救われたのは、やはり子供の存在です。亡くした夫への愛情分、子供に注いでいこうと決意した時から強くなれたのだと感じています。
とても大切だった人を亡くし、毎日生きるのがただただ苦しくて辛い方へ、何か1つでも参考になれたら幸いです。
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目次
最愛の夫を亡くした私が体験した死別反応とは?

死別反応とは、パートナーや家族などの近親者や親しい恋人・親友を、死によって失った時に感じる激しいショックにより、ひどく落ち込んだ状態になることをいいます。
場合によっては、深刻な抗うつ感や無力感、絶望の思いに塞ぎ込んでしまうこともあり、後追い自殺をしてしまうケースもあります。
死別反応は通常の対象喪失とは比較にならないほど、亡くした相手との関係性が濃密で依存的だったことによる心理的ダメージが大きいことを指しています。
死別反応とは病気の一種なの?うつ病と死別反応の境目とは?

死別反応は、愛する人を亡くした時に気分がひどく落ち込むことであり、これは正常の反応といえます。
死別反応自体は病気ではなく、一種のその時の状態を表すものだそうです。
ひどく落ち込み何をしていても悲しくなる気分も、徐々にではありますがおよそ2ヶ月以内に回復してきます。
しかし、2ヶ月以上経っても気分の落ち込みや幾つかの症状が続いている場合、臨床の現場ではうつ病と診断されることもあるそうです。
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自分の死別反応の程度を知る為のチェックシートとは?精神や身体に支障をきたす前にしておこう

過去に実在していた死別反応による自分の影響を客観的に判断するためのチェックシートだそうです。
実際に私もこの死別反応チェックシートをやってみました。
気になる方は試しにチェックして頂き、1つの参考にしてみても良いかと思います。
下記の1…9項目の中で、自分の今の現状で当てはまるものをチェックしましょう。
1.よく眠れない
2.食欲がない
3.体重が減っている
4.何もする気が起きない
5.体を動かすのがおっくう
6.死別した人に罪悪感を感じる
7.死について考える
8.死別した人の声以外の幻聴がある
9.死別した人以外の幻覚がある
◆1~5は、2ヶ月以上続いている場合「死別反応」と診断されます。
もしくは、「うつ病」の可能性もありますので、当てはまる方は一度専門家での受診を検討しましょう。
◆6・7は「死別反応」特有の症状
◆8・9は特に重度の可能性があるため、直ちに精神科の受診が必要になります。
1.よく眠れない
2.食欲がない
3.体重が減っている
4.何もする気が起きない
5.体を動かすのがおっくう
6.死別した人に罪悪感を感じる
7.死について考える
8.死別した人の声以外の幻聴がある
9.死別した人以外の幻覚がある
◆1~5は、2ヶ月以上続いている場合「死別反応」と診断されます。
もしくは、「うつ病」の可能性もありますので、当てはまる方は一度専門家での受診を検討しましょう。
◆6・7は「死別反応」特有の症状
◆8・9は特に重度の可能性があるため、直ちに精神科の受診が必要になります。
深刻な死別反応により引き起こされるうつ病とは?危険信号があるのはこんな人

うつ病は、1日中気持ちが落ち込んだままで、いつまでたってもその気分が回復せず、強い憂うつ感が長く続く状態のことです。
単に気分が滅入る抑うつ気分とは異なり、長期間にわたり続く為、結果的に職場や家庭での社会的役割や人としての日常生活が果たせなくなります。
以下に、うつ病でよく現れる症状一覧を載せていますので、今の自分の状態と比較してみることをお勧めします。
① 夜中に眼が覚めて朝まで眠れない。あるいは、一日中眠い。
②やる気がおきない、考えが進まない。
③気力がない、疲れやすい。
④ 楽しめない、興味が無くなった。
⑤ 体重が減った、あるいは、体重が増えた。
⑥ 自分は役に立たない、周囲に迷惑をかけている。
⑦生きているのがつらい。
⑧体の動きが遅くなり口数が少なくなる。
⑨じっと座っていられない、イライラして足踏みをする、落ち着きなく体を動かす。
⑩これまで簡単にできていた判断や決断ができない
②やる気がおきない、考えが進まない。
③気力がない、疲れやすい。
④ 楽しめない、興味が無くなった。
⑤ 体重が減った、あるいは、体重が増えた。
⑥ 自分は役に立たない、周囲に迷惑をかけている。
⑦生きているのがつらい。
⑧体の動きが遅くなり口数が少なくなる。
⑨じっと座っていられない、イライラして足踏みをする、落ち着きなく体を動かす。
⑩これまで簡単にできていた判断や決断ができない
1〜10までの項目で大部分の症状が当てはまる際には死別反応が悪化しうつになってしまった可能性が高く、専門の医師に診てもらう必要があります。
また、約半分の症状が当てはまる方は、仕事や家事に影響はない程度の状態が続く軽うつ状態の可能性があります。
死別反応を少しでも和らげることにつながった私の行動と考え方5選

①亡くした人への愛情分を、自分にとって大切な他の人へ注ぐよう努める
私の場合は夫との間に生まれたばかりの赤ちゃんと家族が心の支えでした。
夫との死別を経験し2ヶ月ほど経った頃が、一番泣いてばかりの日々で、心が壊れてしまいそうな程の絶望感や悲しみ、後悔などで自分が自分でなくなってしまうような感覚を覚えました。
毎日耐え切れないほどの悲しみがのしかかってきました。
その中で必死にいつもの自分を取り戻し最低限の生活をするために考えたことは、この世で私だけが残されてしまったが故に私にしか出来ないこと、『使命感』でした。
「夫への行き場のなくなった愛情を、この生まれたばかりの赤ちゃんに注いでいこう。」「夫の分も赤ちゃんを愛していこう。」
この使命感が、今現在も私を奮い立たせているのだと感じています。
②近親者や信頼している人に、自分の気持ちを打ち明けてみる
死別反応による悲しみや喪失感を1人で全て抱えようとせずに、誰かに話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になると思います。
私も身内で色々と話を聞いてもらえる人がいたことにより、とても救わましたし、少しずつ時間が経つにつれ心の健康を取り戻していきました。
③自分が一番不幸だと思わない 同じように死別を体験した人や苦しんでいる人の存在を知る
想像もしなかった夫の突然の死に、人生で初めて心が張り裂けるような絶望感と悲しみを味わいました。
夫の死後すぐに感じたのは、時間はあまりに残酷に何事もなかったかのように進んでいくということでした。
私はここまで悲しんで涙を流しているのに・・・自分と夫とのあれほど愛おしい時間はぱったりと終わってしまったというのに・・・
時間だけは無情にも止まらず戻らず、ただ普通に進んでいくだけなのです。
毎日私だけが取り残された感覚がしました。
そんな日々の中で見つけたのは、同じように死別により苦しんでいる人の存在でした。
私だけじゃない。
目に見えないだけで、この私たちが生きている世界の中で、同じように悲しんでいる人がいる、それでも頑張って生きている人がいる。
その人達の存在を再認識してから、
『自分ばかり不幸だと思わない』
『自分ばかり可哀想だと思わない』
『もっと辛い目にあっても必死に生きている人達がいる』
と考えるようになりました。私も悲しんでばかりはいられない、と。
それから、自分自身への甘えだったり、自分を可哀想だと嘆くことはなくなり、ほんの少し強くなれたと感じています。
④しばらく街中などの人の多いところには出かけない 自然を感じられる場所へ出かける
最愛の人との死別などで壮絶な悲しみを経験した人は、誰もが感じたことがあるのではないでしょうか。
人にあふれた街中に出ると、周りはこんなに楽しそうで笑顔で一杯なのに、
なぜあの人だけいないんだろう・・・。
以前に、よく夫と出掛けていたお店へ行った際、急に涙が止まらなくなり情緒不安定に陥りました。
そんな私を癒したのは、自然を感じられる場所、普通の公園でした。
小川が流れ木々に囲まれた公園は、無性に私の心を穏やかにし、落ち着かせました。
そこで目一杯深く深呼吸を繰り返すと、自然からとても良い気をもらったように感じ、その後しばらくは、いつもの冷静さを取り戻すことが出来たのです。
やはり酸素にあふれている場所で自然に触れることで、リラックスできるんだなあと感じました。
⑤以前から続けていること、好きなことを継続する
私はこのブログの更新が、苦しくなった時や悲しくてしかない時の逃げ道となりました。何も考えず黙々と作業していると気が紛れたのだと思います。
最後に死別反応で苦しむ方々へ伝えたいこと 『いつか必ずまた会えると信じる』

最愛の人との死を一番間近で直面したことにより、人間はあっという間に死んでしまうということが痛いほどわかりました。
私たちは生きているだけで、最後に待っている死に向かって歩き続けいて、私たちのすぐ隣に” 死 ”が存在しているのです。
そこからの死の世界はどういうものなのでしょうか。
私は、実際に夫が亡くなっからの気配をこれまでに何度も感じています。
一番辛い時には、綺麗なおりんのような鈴の優しい音を響かせて会いに来てくれました。
例え死んでしまったとしても、そこからの世界は存在しているんだなと、夫との死別により理解したのです。
死後の世界とでもいうのでしょうか・・・。天国だと地獄だとかはよく聞く話ですが。
死んで無になるのではなく、死んでからの世界があるのしたら、これだけ深く愛したその人ですから、その世界で会えるのではないでしょうか。
私たちが生に逆らうことなく、一生懸命にこの世界で生きた後、定められた運命にて死んだその後は、きっと会えるんだろうと信じたいのです。
私はまたいつか会えるその時まで、必死にこの世界で夫の分も生きて、彼に選ばれた妻として誇りを持てる人生を送ります。
遠くから見守る彼に恥じない生き方をし続けるつもりです。
コメント
こんばんわ。
12月4日に旦那が死にました。
11月13日に救急車で運ばれ、その搬送先の病院の主治医から何度と電話が入り、旦那さんが今呼吸ができない状態です。若い、手足も動いてます、諦めないでほしい。人工呼吸をつけますか?と聞かれ、意味が理解出来ず、今は私には判断できません。とりあえず、すぐにいきますから。と伝え、子供と祖母とタクシ-で向かい、病院に着いて病室に行くと人工呼吸を着けた旦那がいました。
その医師に話しを聞くと、旦那の病名は脳幹出血。まだ若いし、望みはあるといわれ、少し安心したのもつかの間、翌日にもう一度CTの検査結果を聞くと、言語傷害、あらゆる傷害、意識も戻らない、よくて寝たきりと言われ、絶望的になりました。
なんで、こんなことに..と思ってばかり。息子はまだ1年生なのに..
亡くなるまでの一ヶ月はほんとに色々考えました。なんでこうなるならあの時の医師からの電話の時に人工呼吸は着けないでください。と言えなかったのか..こんなことになることは本人も望んでなかったのにと。
でも、医師からは引き返しはできません。とはっきり言われました。
それより次に行く療養病院を探すことが先決と。
結果、色々思いはありましたが、旦那にはまだ生きたいんだ。だから私も心を入れかえないとな。と思っていた矢先に48歳とゆう若さで亡くなりました。
急変でした、
気管切開の手術をした翌日でした。
悲しみや後悔はいっぱいあります。
でも、これで良かったと思ってます。
旦那もいっぱい繋がれた管から解放されほんと安らかな顔になりました。
まだまだ気持ちは落ち込みますが、子供の為に生きていかないとと思ってます。